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zoom RSS 両神山/丸神の滝

<<   作成日時 : 2006/05/05 12:47   >>

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両神山白井差登山道
何も知らない私は、1999年に発刊されたガイドブックを見て、両神山への最短ルートである白井差の登山口へ向かいました。そのガイドブックには、日向大谷から登り、白井差小屋に下山するルートが紹介されており、また、白井差に向かう途中にある、名瀑百選にも選ばれている丸神の滝を一目見たいということもあったからです。
しかし、かつての白井差小屋付近で通行止めになっており、それ以上進むことができませんでした。左手にあった一軒の家屋の方にいろいろとお話を伺い、白井差からの登山ルートは2000年に廃道となったことをそこで初めて知らされました。後に知ることになりますが、その方が両神山の地主さんだったのです。

両神山登山道廃止騒動とは
この登山道廃止の発端は、両神山が国立公園に編入された1952年当時、山林所有者と国との間で、頂上付近の森林の伐採をしない代わりに、相続税を減免するとの約束がなされたのに、その約束が守られなかったことに由来します。所有者は環境庁と埼玉県を相手に相続税減免措置を求めましたが、交渉は進展しませんでした。所有者は、登山道の維持管理に尽力するかたわら、長年、遭難救助隊を勤めていましたが、ちょうどその頃、折りからの百名山ブームで登山者も増え、マナーの悪い登山者に頭を痛めていたことも起因し、所有者は、ついに2000年に、両神山の最短ルートである白井差登山道と梵天尾根を経由する大峠周遊コース、中双里コース、落合橋コースを相次いで廃道にしてしまいました。

両神山への新ルート
地主さんとお話する中では、登山者の遭難事故による訴訟問題とかもあったようで、そのことが入山を拒む要因でもあるように感じました。今では、国とも和解し、登山者の要望もあり、自力で両神山への新ルートを開拓し、昨年から試験的に一日30人限定事前予約制で登山者を受け入れているとのことでした。

私は、予約もしていませんでしたので、通常ならば日向大谷の登山道へ行かされるところですが、天候も昼頃から悪くなる予報でしたので、大目に見てもらい、自己責任で入山する旨の一筆を記し、例外ながら新ルートでの入山を許可されました。

このルートの入口には次のように記されています。

白井差新道(作業道)規約

私有地内に自力で作業道の修復を行い、下記の条件で入山を認めます。
1)必ず予約して、許可をうける事。
2)山は危険な場所と認識し、自分で事故やケガの責任は負う事。
3)環境整備料(協力金)1人1000円
4)必ずピストンとし、日帰りにする事。
5)動植物、魚、昆虫、鳥など自然を大切にする事。
6)タキ火、タバコ、ストック、犬は禁止。
7)山や川を汚さない事。
8)岩登りや沢登りは禁止。
9)土地所有者の指示に従い、無謀な入山は止める事。
10)無許可の入山は違約金を戴きます。

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ちなみに3)の環境整備料1000円は、生きて帰ってきた人からしか徴収しないそうで、後払いとなっています。

新ルートは、登りはじめは従来のコースを利用しているようですが、昇竜の滝を過ぎると、左方向に進路をとり(一位ヶタワやのぞき岩の方には行かず、より安全な斜面を利用)、途中涸れ沢を辿り、のぞき岩を右上に見ながら、ジグザグに斜面を登って行き、最後に両神山山頂200m手前の梵天尾根に合流するようになっています。全長3200mで、速い人では、山頂まで1時間半くらい、遅い人では3時間くらいかかるそうですが、私は2時間弱で頂上に到達しました。最短ルートをたどるため、若干勾配が急な感はありますが、静かで、安全で、よく整備された道です。途中カモシカにも遭遇しました。
入山の際には、新ルートの地図も渡され、丁寧に道を教えてくれました。
希望者にはいっしょに登り、道案内もしてくれるようです。

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                            昇竜の滝

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埼玉県唯一の名瀑百選 丸神の滝
両神山の帰り道、丸神の滝に立寄りました。
車道から歩いて15〜20分入ったところにあります。
丸神の滝は、3段に落ちる滝で、1段目12m、2段目14m、3段目50mで全長76mです。
埼玉県で唯一名瀑百選に選ばれている滝ですが、その日は誰も人はいませんでした。
岩肌をさらさらと静かに滑り落ちるような滝です。

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2006/4/29(土)
<天  候>晴のち曇
<行  程>白井差新ルート 白井差〜両神山山頂[1723m](120分)〜白井差(80分)
        丸神の滝(往復30分)
<高低差> 約860m
<歩行時間>3時間50分

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